文章で表現する難しさ

以前、文章に感情を乗せる

塩梅について書きましたが

今回は物語を文章にする事に

挑戦した結果あまりの難しさに

ぐんにゃりしている主催の話を

お届けします。

 

そもそも絵を描く事で

頭の中をアウトプット

してきた自分が

何故SS(ショートストーリー)

と呼ばれるものに

挑戦したのかというと、

この企画サイトの

TOPページにイラストだけでなく

SSも載せたかったからです。

 

文章はたとえ数行でも

端から端まで読まないと

きちんと理解することが

難しいものです。

パッと見で

「あっなるほど!」

とはなかなかなりません。

 

イベントで買い物をする時

見本を読ませて頂く事が

あるのですが

パッと見で印象を与える

イラストや、パラパラと

捲るだけで作品の雰囲気を

掴める漫画とは違い

小説は最初の数ページを

読んでも、あらすじや

登場人物の感情表現等

をすぐに把握することが

難しいと感じます。

とはいえサークルスペースで

じっくり見本を読み込むのも

迷惑になってしまいますよね。

 

自分は二次創作小説が

大好きなので、

見本誌を手にする前に

机上の値札等で小説と

わかるや否や前のめりで

買わせて頂くのですが

中身を確認しないと

結構な頻度でサークルさんから

「小説本ですが大丈夫ですか」

とお声掛け頂くことがあります。

大好きなものを形にしたであろう

作家さんが申し訳なさそうに

大丈夫ですか、と。

 

 

いやいやいや!

そう!この!小説本が!!

ほしいんです!!!!!

今!この目の前にある

小説本!!!!ください!!!

はよ!!!!!!

 

なんて会場で叫んだら

迷惑野郎になってしまうので

静かに返事を返します。

 

「はい、大丈夫です。こちらを

 1部お願いします」

 

 

漫画でも小説でも、

その人の好きが形になったものを

手にすると、なんだか

幸せのお裾分けを

頂いた気持ちになります。

それが同人誌の良さかなとも

思っているのですが、

小説を楽しむ為には

多かれ少なかれある程度の

時間が必要になってしまうので

手を伸ばすことに躊躇してしまう

中にはいらっしゃるかも

しれません。

特にゲーマー寄りの

騎空士はとにかく忙しい

印象ですし、二次創作自体

Twitterで流れてきたイラストを

見る程度の方も少なくない

のではないでしょうか。

 

そういった騎空士の方にも

漫画やイラストを見るのと

同じくらい気軽に

SSや小説を読んで、

楽しんで貰えたら

嬉しいなぁと思い、

冒頭のSSに挑戦するという

話になった訳です。

 

しかし自分にとって

物語を作るというのは

超高難易度HLに初見で

挑戦するようなもの。

 

そもそも出だしですら

どうすれば良いのか

全く分からず、

挑戦しては開幕無属性3万

ダメージを食らって撃沈。

これをひらすら繰り返して

ぐんにゃりしていました。

ミスリル鉱石のメンタルも

溶けかかる難易度です。

 

このぐんにゃり溶けた

諦めの化身、ミスリル鉱石を

カッチカチにしてくれたのは

アンソロに参加して下さっている

文字書きさんである、かちょうさんでした。

ここで感想を述べるのも

野暮なので、是非サイトの

TOPページのSSを

読んで頂きたいです。

 

 

TOPページのイラストは

今後も基本的には

主催が描いたものを

掲載していきますが、

執筆者の皆様のご協力を

頂ける事がありましたら、

紹介も兼ねて掲載して

いきますので、

アンソロ発行まで

楽しんで頂けたらと思います。

 

 

 

 

ちなみに、

『最近ハマっている冒険譚の

本の続きを書庫に取りに

行ったら続きがなくて

最初はしょんぼりしたけど

自分の他にもこの本を

読んでる人がいるんだなぁと

ちょっと嬉しくなったグラン』

をSSにしようとした結果

ぐんにゃりしたので絵を描きました。