孤独という代償は大きくも尊い

k以前、主催は誰よりも

早く作品を読めるという

大きな特権を持っていると

blogで書いたことが

あります。

そうです、

 

最初の読者として

(主催として)

 

舐め回すように拝読

(不備がないか確認)

 

することが出来ます。

 

原稿をお預かりした瞬間

飛び上がってしまう程

嬉しくて泣けてくるし、

データを開いて実際に

作品を拝読させて頂いた時も

たとえそれが腹が捩れる程

笑えるギャグであっても

尊さを感じて泣けてしまう。

 

尊いという言葉を容易く

使うのは気が引けますが

自分の企画の為に時間を割いて

創作して下さったあまねく作品は

間違いなく尊いです。

 

そんな素敵な作品を

最初の読者として

読むことが出来る。

最高ですよね。

 

 

主催やってよかったァ......!

 

 

......なんて、

そんなに甘くはなかった。

最高の時間を

何の代償もなく

得られるわけがないですよね。

そりゃそうだ。

 

何が苦しいって、

世界の中心で感想を

叫ぶことが出来ないんです。

そう、

アンソロが発行日を

迎えるその日まで

主催はひたすら孤独と

向き合わねばなりません。

 

主催が呟けることはせいぜい

「好き」「最高」「目から鱗」

「ありがてぇ」

ぐらいです。

もしかしたらこんな一言すら

無粋かもしれない。

でも、嬉しくて嬉しくて

自慢したくなっちゃうんです。

 

なので

「ありがてぇ」

ぐらいの、ほんの少しの

気持ちを零すことは

許されたい。

でもやっぱり

詳細は呟けないので

作品に揺さぶられた感情は

奥底にしっかり封印し

 

「作品を知っているのは

作者を除いて世界に唯1人」

 

という孤独と戦いながら

今日も澄まし顔で

原稿頑張ります。

 

 

 

 

そしてこれは

全然澄まし顔になれない

主催代理ローアインさん